あなたの中にもあるかもしれない「存在不安」

〜6つのタイプと、いちばん多い存在不安とは?〜

「なんだかずっと満たされない」
「安心して休めない」
「人といるのに、どこか孤独」そんな感覚が、あなたのどこかにありませんか?
それはもしかすると、“存在不安”と呼ばれるものかもしれません。

私はこの存在不安を6つのタイプに分類しています。
今日は、その中でも「最も多くの人が持っている存在不安」について、お話しします。

■ 6つの存在不安タイプ(簡易まとめ)

① 役割証明型

「役に立っていないと存在価値がない」と感じてしまうタイプ。
休むと罪悪感が出る、ただ“在る”ことが不安になる人。

② 消失恐怖型

「関心を持たれないと消える」という恐怖。
誰にも必要とされなかったら、私はいないも同然と感じる。

③ 自己否定型

「このままの私じゃダメ」と常に“もっと成長”を求めてしまう。
ありのままを許せず、常に改善しないとと焦っている。

④ 正解依存型

「間違ったら価値がなくなる」と思っているタイプ。
空気を読みすぎたり、他人の期待に沿わなければ不安になる。

⑤ 感覚喪失型

「何を感じているか分からない」まま、生き延びてきた人。
安心や不快もよくわからず、自分の“感覚”にアクセスできない。

⑥ 多層喪失型(スケルトン)

上記すべてが重なり、自己の輪郭が極めて曖昧。
自分が「誰なのか」がわからない。感情も体感も分断されている。

■ いちばん多いのはどの存在不安?


最も多くの人が持っているのは「①役割証明型」だと思われます。

なぜか?

現代社会そのものが「役に立つこと=価値」とみなす構造で動いています。
子どもの頃から「頑張って褒められる」ことが評価され、
「ただ居るだけでOK」だと言われた経験が少ないまま、大人になっていきます。

たとえばこんな感覚に心当たりはありませんか?

  • 頑張っていないと不安になる
  • 誰かの役に立っていないと、居場所がない気がする
  • 「何もしていない自分」は空っぽで怖い

これらはすべて、役割証明型の存在不安に深く関わっています。

■ 実はその奥に潜む「感覚喪失型」

また、感覚喪失型の存在不安も多くの人が密かに抱えているものです。

これは表層には出にくく、
・「好き嫌いが分からない」
・「心が動かない」
・「疲れているのに気づけない」
といった形で現れます。

特に「感じないことで生き延びてきた人」は、無意識のうちにこの層に陥っています。

■ 存在不安は、複数重なっていることもある

ひとつだけではなく、
「正解依存型の奥に感覚喪失型がある」
「役割証明型と自己否定型が同時にある」
といった重層的なケースも多く存在します。

とくに「⑥多層喪失型」に至る(私ですが)と、自分がどこに不安を感じているのかさえわからず、
「無感覚」「無気力」「切断されたような孤立感」に悩むことが多くなります。

■ あなたはどの存在不安に近いですか?

下のような問いを、自分に投げてみてください。

チェックポイント
役割証明型頑張っていないと不安になる?
正解依存型間違えるのが怖い?
感覚喪失型今、何を感じているかわからないことがある?
消失恐怖型必要とされないと消えるような気がする?
自己否定型「このままの自分」でいてはいけない気がする?
多層喪失型誰かが決めた私を演じている気がする?

■ 自分も同じかもしれない…と感じた方へ

ここまで読んで「私にも当てはまるかも」と思った方へ。
実は、私自身がこれらすべての層を経験してきました。
そのうえで今、無意識に刷り込まれた“存在の条件”を一つずつほどいていく本を書きました。

あなたの存在不安もテスト形式になっているのでわかります

それが、

『リボーン ― ただ在ることに還る書』です。

この本では、

  • なぜ人は「存在不安」に陥るのか
  • 思考ではなく、“身体”と“周波数”が現実を決めていること
  • 「何もしなくても消えない私」へ戻っていく方法

などを、体験ベースと概念の両面から丁寧に解き明かしています。

「私は存在しているだけで、価値がある」

という事を忘れてしまっているあなたへ。
「ただ在る」ことを思い出すために、この本を手に取ってもらえたら嬉しいです。

📗『リボーン ― ただ在ることに還る書
もう証明しなくてもいい世界
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