「誰かといても、どこか寂しい」
「つながってるはずなのに、ぽっかり穴が空いてる」
「このままずっとひとりだったら…と考えると怖くなる」
孤独感に苦しんでいる人は多い。
だからSNSでつながったり、誰かと話して紛らわせようとしたり、
それでもふとした瞬間に襲ってくる“空虚さ”がなくならない。
それは、“誰かがいないこと”が原因ではない。
本当は、自分自身とのつながりが抜け落ちているから。
たとえばこんな感覚はないだろうか?
話していても本音が言えない
自分の気持ちが自分でもわからない
ひとりの時間が怖い、落ち着かない
それは、“自分が自分に不在”な状態。
自分を感じることができなくなると、
誰かといても、どれだけ囲まれていても、孤独感はなくならない。
本当の孤独は、他人との断絶ではなく、
自分との断絶によって生まれる。
自分が何を感じているのか
何が好きで、何が嫌なのか
どこに痛みがあるのか
そういった「自分という存在の輪郭」が見えなくなると、
存在していても、どこか透明人間のように感じてしまう。
孤独を癒すには、
“誰かに埋めてもらう”のではなく、
“自分が自分の中に戻る”ことが必要になる。
でもそれは、頑張ってつかみに行くことではない。
「ただ在る」ことに静かに戻ることで、自然と始まっていく。
『リボーン ― ただ在ることに還る書』は、
この“自分に戻る感覚”を、思い出すために。
理解されることでしか安心できなかった私が、
「私は、私と共にいるだけでいい」と感じられるようになる本。
孤独感を消すのではなく、
その奥にある「不在の自分」を迎えにいくために。