「やりたいのに、なぜか動けない」
「本当は行動したいのに、気づいたら1日が終わっている」
「計画だけは立てるけど、動けないまま数年経っている」
こんな風に悩んでいる人は、きっと多いはずです。
でも実はこれ、行動力がないわけでも、意志が弱いわけでもないんです。
本当の理由は、「動かない」という選択を、無意識がすでにしているから。
つまり、あなたが悪いんじゃない。あなたの“中の何か”が守っているだけなんです。
◆ 行動できない人の構造:実は「動けない」んじゃなくて「動かない」
行動できない状態には、主に以下のような無意識プログラムが隠れています
- 行動したら危険だという記憶(過去に失敗・恥・否定された体験)
- 行動すると誰かに嫌われるという信念(親・パートナー・上司との関係)
- 行動する=今の自分を壊すことになるという無意識の抵抗
- 行動しなければ現状維持できるという“安全領域”の錯覚
これらはすべて、“頭では前に進みたい”と思っていても、
体や感覚のレベルでは「NO」と言っている状態です。
つまり、「やりたいのに動けない」と感じているとき、
実はあなたの中で、別の“やりたくない理由”が同時に存在しているのです。
◆ 表面の意図 vs. 深層の防衛プログラム
例えばこんな構造です:
- 表面の意図:「自分のビジネスを始めたい」
- 深層の防衛:「でも失敗したら恥をかく」「お金を失うかも」「人に迷惑をかけるかも」
このとき、無意識は“安全な方”を選ぶので、
意図していたはずの行動は起きません。
でもこれ、あなたがダメなわけじゃないんです。
むしろ、あなたの中にある“賢い防衛本能”がちゃんと働いてる証拠。
◆ 深層の防衛は、「存在不安」から来ている
実はこの“防衛”の根っこには、もっと深い層があります。
それは、「行動しないと存在できない気がする」「間違えると自分が否定される」といった、
“存在そのものが危うい”という無意識の不安=存在不安です。
つまり、「行動したら失敗するかも」という思考のさらに下には、
「失敗したら私はいなくなる(認められない、ここにいてはいけない)」という恐れがあるのです。
この構造に気づかないままでは、
「行動できない自分」を責めたり、繰り返したりするだけで、本当の変化は起きません。
根性論でどうにかできるものでもありません。
このような無意識に刷り込まれた“存在定義”の解体と回復について、
詳しくは私の本『リボーン ── ただ在ることに還る書』で扱っています。
防衛反応の奥にある、“ただ在ること”の安心感を取り戻したい方は、ぜひ読んでみてください。
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