始まりは、漫画でした。
当時流行っていた『鋼の錬金術師』をアニメで見たのがきっかけです。
なぜかわかりませんけど、
「私、錬金術師になるわ」って、子どもたちに言っていました。
特に強い意志があったわけでも、明確な理由があったわけでもありません。
だけども、なぜかなりたいとずっと思っていました。
そこから私は、錬金術師という言葉に特別な響きを感じるようになりました。
それは、意図を現実化する力と同時に、
存在を練り直す力でもあると、
次第に別の意味を見出すようになっていきました。
つまり錬金術師とは、
外の現象を変える者でありながら、
同時に、自分という存在の構造そのものを組み替える者。
私はそれを目指し始めました。
だから私は、外側の現象だけでなく、
存在の密度を練り直すことそのものが“創造”なのだと信じていて
それが本当の自分になることだと思っています。