- 「ありのままで愛される」
都合よく。
ありのまま=全部受け入れてもらえる、ではない。
相手にも選ぶ自由がある。
“ありのまま”を免罪符にしていないか、見直してみよう。 - 「全員とわかり合える」
理想郷。
本当にわかり合える人なんて一握り。
違うままで共にいることに、人間関係の本質がある。
「わからなくて当然」が出発点。 - 「私は特別な魂」
優越スピ。
選ばれし者ごっこを始めると孤独になる。
誰もが特別で、誰もが平等な存在。
違いはあっても、上下はない。 - 「タイミングが来れば動ける」
逃避待機。
本当は怖いだけかもしれない。
タイミングは待つものではなく、起こすもの。
「今、やる」が未来を開く。 - 「エネルギーが重いから離れる」
切り捨て癖。
不快=悪ではない。
不快の中に、自分の成長の鍵があることも。
“離れる”は、自分の本音からか? - 「私はエンパス体質」
責任回避。
感じやすさと、飲み込まれることは別。
相手の感情まで抱える必要はない。
エンパスを言い訳にせず、境界を育てよう。 - 「全部宇宙が決めている」
他力放棄。
決めるのはいつだって自分。
宇宙はヒントはくれるけど、選択まではしない。
自分の意思で未来を掴もう。 - 「感じたことが真実」
錯覚。
感じることは大切。
でも感情は、真実じゃなく“反応”なこともある。
そこにストーリーを盛らない勇気。 - 「魂は成長するために地球に来た」
修行信仰。
何かを乗り越えないとダメ、と思ってない?
ただ存在してるだけで、もう尊い。
“目的”より“味わう”ことの方が大切かもしれない。 - 「運気が悪いからうまくいかない」
言い訳スピ。
星のせい、月のせい、他人のせい。
全部“自分じゃない何か”のせいにする癖。
主導権を自分に戻すと、風向きも変わる。 - 「高次の存在がそう言った」
免罪符。
どんな存在の言葉でも、鵜呑みは危険。
翻訳しているのは“あなた”のフィルター。
真実かどうかは、日常の中でわかる。 - 「現実は全部、自分の波動が創っている」
万能錯覚。
他者の自由もあるこの世界で、全部は無理。
自分の内側は変えられても、外側は“共創”。
操作じゃなく、共に在る感覚を育てよう。 - 「私は過去世で○○だった」
肩書き幻想。
過去がどうであれ、今がどうか。
前世に逃げるほど、現世がぼやける。
過去の栄光より、今の選択が未来を創る。 - 「上手くいかないのは浄化中」
都合解釈。
都合よく“浄化”にすり替えていない?
問題から目をそらす言い訳になってないか。
直視する勇気が、次の現実を変える。 - 「スピリチュアルな人は穏やか」
仮面。
優しさの裏で、怒りを我慢してない?
感情を抑えることと、整うことは別。
怒りも含めて、人間。 - 「嫌なことは全部手放せばいい」
放棄。
本当に手放したいのか、ただ“避けたい”のか。
向き合うことでしか、越えられないこともある。
「逃げない」は、自分への愛。 - 「霊性が高い人は病気にならない」
幻想。
魂と肉体は別のルールで動いている。
心が平和でも、体が壊れることはある。
病もまた、プロセス。 - 「好転反応だからツラいのは当然」
我慢強要。
本当に“好転”してる?
合ってないものを無理に続けてない?
苦しさを正当化しないで、体の声を聞いて。 - 「意識が現実を創る」
半分真実。
意識だけで現実が変わるなら、みんな幸せ。
現実には“体”と“時間”が必要。
意識だけで完結させないで。 - 「スピ系は心地よくて当然」
快楽依存。
気持ちいい=正解とは限らない。
時にはザワつく中にこそ、変化がある。
“心地よさ”に逃げないで、深さを選ぼう。 - 「直感に従えば間違わない」
暴走。
直感も未熟なら暴走する。
“恐れ”を直感と勘違いすることもある。
研ぎ澄ますには、経験と内観がいる。 - 「私はもう目覚めた」
ゴール幻想。
目覚めに終わりはない。
「知ってる」時こそ、傲慢が忍び寄る。
いつも今が出発点。 - 「運命のサインを見逃した」
後悔中毒。
過去の選択を“失敗”にしないで。
どんな選択も、その先に出会いがある。
運命は一度きりじゃない。 - 「スピリチュアルに生きると現実が軽くなる」
バイパス幻想。
軽やかになる前に、重さと向き合う必要がある。
“軽さ”だけを求めると、現実から浮いてしまう。
地に足のついたスピこそ、本物。 - 「私は光の存在」
片面信仰。
光を名乗るほど、闇を否定していないか。
本当の光は、闇を含んでなお灯る。
「私は両方ある」で完全。 - 「この人は魂の家族だから離れられない」
執着。
魂の縁があっても、離れる自由もある。
絆に縛られたら、それはもはや鎖。
本当の絆は、自由の中にある。 - 「変化のときはすべて壊れる」
破壊信仰。
壊すだけが変化じゃない。
守りながら変われる方法もある。
劇的であることが、正解とは限らない。 - 「覚醒したら孤独じゃなくなる」
逆。
目覚めたからこそ、孤独に気づく。
でもその孤独の中に、深い繋がりが宿る。
ひとりを恐れなくなった時、すべてと繋がる。 - 「目に見えないものが正しい」
逆マウンティング。
見えない=深い、ではない。
現実の中にこそ、真実はたくさんある。
“普通”をバカにしない感性を持とう。 - 「本質は簡単なこと」
単純化しすぎ。
シンプルと雑は違う。
奥深さを“わかったつもり”で片づけないで。
本質ほど、丁寧に向き合う必要がある。
★5分で読めてハッとする勘違いシリーズ(スピリチュアル編・第3弾)
